童貞が彼氏持ちの女と1夜過ごしたお話
約1年前、僕は童貞を捨てた。
当時20歳だった僕は焦っていた。
「20歳童貞で趣味がゲームって控えめに言ってえぐい肩書きだなぁ」
と思っていたため、適当に顔がいい女を探した。
そこで1人の女性Mと出逢う。
年齢は1つ下で住みが関東でフリーター。彼氏持ちであった。
Mはガールズバーでバイトをしていて、当時客としてナンパしてきた男とそのまま付き合ったらしい。
完全にヤリ目で愚痴を聞いていたが、結構話が面白かった。
彼氏はめちゃくちゃ束縛してくる人で
(Mのケータイに勝手にゼンリーをインストール)
基本的に悪口しか言ってこない
(ブス、デブ、ズボラ等々)
が、
そんな所を愛している
と求愛してくる意味不明なサイコパスであった。
Mの話(主に愚痴)を一方的に3ヶ月聞いていたら、Mが僕に質問をするようになった。
何歳か。何が趣味か。元カノが何人か。どこ住みか。 等々。
偽るべきステータスは何も無いから全て正直に答えよう
と考えていた当時の僕は全て正直に答えていた。
自分が童貞であり、捨てさせてくれる人を探していることを伝えた際、Mは爆笑していた。
今思い返すとわざわざ言わんでもよかった気がする。
ある日の夜
「あ、ねーねー!○日の夜あたし暇だから遊ぼうよ!」
と唐突に遊びに誘われる。
POYO「いいけど君彼氏持ちじゃん。怒られるよ」
M「そうだけどいいじゃん!暇でしょどうせ!」
POYO「暇だけどゼンリーどーすんの。バレるでしょ(笑)」
M「ガルバにケータイ置きっぱにして、バ先でオールしてたって言えばなんとかなる!」
POYO「え?オールすんの?」
M「うん!するよ!」
基本的に童貞に人権は無く、拒否権もなければ発言権も無い。
他人が放った「うん!するよ!」の5文字で勝手に休日が潰れる。
それもこれも自分が童貞であるのが悪い。
そう思い誘いを了承した。
遊ぶ日の当日。
Mは可愛かった。
小柄で童顔で細身で目がくりくりしていた。
Mと歩きながら見る新宿の景色はとても色鮮やかだった。
ねぎしで夜飯を食べてカラオケで歌を歌い酒を飲んだ。
この時点で彼氏さんへの罪悪感は完全に消滅していた。
酒で酔った僕は勇気を振り絞り、彼氏持ちの女の子をホテルへと誘う。
M「んー。。。(笑) まぁご飯奢ってくれたしいいよ(笑)」
ありがとうねぎし。
さようなら昨日までの自分。
こんにちは新世界。
ホテルに着き、シャワーを浴びて準備終了。
~彼氏持ちで童貞卒業チャンピオンシップ~
決勝戦が始まった。
YouTubeからかき集めた
「誰でも出来る気持ちよくさせるsexの仕方」グッドスタッフ
により開幕から先攻展開したが、騎乗位ピストンによる後手ワンキルで呆気なく射精してしまった。
その後もとても良い雰囲気であったが、いきなり首を締めて欲しいとお願いされる。
言われた通りに首を締めた。
この時間がずっと続けばいいのになぁとポケ〜っと首をしめ続けていたらMが死にかけていた。
それ以降何も言葉を返してくれず、ただベッドの隅で丸くなっていた。
ごめん と一言謝り、そのまんま就寝。
そして起床、帰宅。
この記事を読んだ男性諸君は是非とも首絞めの時間には注意して欲しい。
帰りに食べた3色チーズ牛丼は変わらず美味しかった。